- 穢れとは:イスラーム法が汚いものと定め、崇拝を行うにあたってそれを清めることを命じた、具体的物質のことです。
- 物事の基本は、合法性とタハーラであり、穢れは偶発的なものです。ゆえに、衣服のタハーラに疑いがあっても、穢れの存在を確信できない時には、それは基本的に清浄であるとされるのです。
- サラーをしようとする時、私たちは身体/衣服/サラーする場所を、穢れから清めなければなりません。
穢れたもの:
1 | 人の大小便。 |
2 | 血液。ただし、少量のものは許されます。 |
3 | 食用が禁じられている、あらゆる動物の大小便。 |
4 | 犬と豚。 |
5 | 動物の死体(イスラーム法のやり方で屠らなければ食用が許されない、あらゆる動物の死体のこと)。一方、人/魚類/昆虫類の死体は、清浄です。 |
穢れから身を清めること
身体/衣服/場所、その他のものから穢れを洗い落とすことに関しては、穢れそのものと実体を、それが付着している場所から取り除くだけで十分です。その際は、水やそれ以外のものを用いるなど、いかなる手段を用いても構いません。というのも、イスラーム法は穢れを取り除くことを命じましたが、穢れを洗い落とすことに関し、特定の回数を条件づけたわけではないからです。ただし犬の穢れ(その唾液や大小便)だけは別で、7回洗うこと(その内1回は、砂で洗う)が命じられています。それ以外の穢れに関しては、そのものとその実体を除去するだけで十分で、その色や臭いが残っていても問題ありません。預言者rはある女性の教友に、月経の血を洗うことに関して、こう仰いました。「血液を洗うだけで十分である。その跡は問題ない。」(アブー・ダーウード365)

穢れを除去するには、いかなるものを用いるにせよ、穢れそのものを落とすだけで十分です。
イスティンジャーと用便の作法
- トイレに入る時は左足から先に入り、「ビスミッラー。アッラーフンマ・インニー・アウーズ・ビカ・ミナルフブスィ・ワルハバーイス(アッラーの御名において。アッラーよ、本当に私はあなたに、男のジン(精霊)と女のジンからのご加護を乞います)。」
- そして出る時には右足から出て、こう言います。「グフラーナカ(あなたのお赦しを乞います)。」
- 用便の時には、アウラ(103頁を参照)を人目から隠さなければなりません。
- 人の迷惑になるような場所での用便は、禁じられます。
- 野外では、穴の中に用便することが禁じられます。その中に、その用便によって害を受けたり、あるいは用便中の者を害したりする生き物が、いるかもしれないからです。
- ムスリムは、野外や空き地などで用便する際、キブラ(マッカの方向)を向いたり、あるいはそちらへ背を向けたりしてはなりません。ただし、現代のトイレのような建物内では問題ありません。預言者rはこう仰いました。「(用便のために)窪地に来た時には、キブラを向いたり、そこへ背を向けて小便したり、大便したりしてはならない。」(アル=ブハーリー386、ムスリム264)
- 衣服と身体に、飛び散る穢れが付かないよう、気をつけなければなりません。付いてしまったものは、洗い落とす必要があります。
- 用便を終えたら、以下のいずれかを行わなければなりません(穢れを落とす際には、左手を用います):
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大小の便を排泄した箇所を、水で洗う(イスティンジャー)。
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または
身体を穢れからきれいにする、紙や石などを3枚(個)かそれ以上用いて、拭き落とす(イスティジュマール)。
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