マディーナ訪問

マディーナ訪問


マディーナは、シルク(58ページ参照)の徒からの迫害によりマッカを出た預言者rが、移住した町です。


そしてそこで預言者が最初に行ったこと は、預言者モスクの建設でした。預言者モス クは、学習・布教・人々の間に善を広めるた めのセンターとなりました。


ハッジの季節かどうかは関係なく、預言者モスクを訪問することは、強く推奨されています。


預言者モスク訪問はハッジの行事とは何の関 係もなく、訪問に関して特定の時期もありま せん。  


預言者rは、こう仰いました。「3つのモスク‐ハラーム・モスク、私のこのモスク、アクサー・モスク‐以外のためには、(崇拝を意図して)旅行してならない。」(アル=ブハーリー1139、ムスリム1397、アブー・ダーウード2033)


また、預言者rはこう仰いました。「私のこのモスク(預言者モスク)での1回のサラーは、それ以外のモスクでの千回のサラーに優る。ただしハラーム・モスクだけは別だが。」(アル=ブハーリー1133、ムスリム1394)


マディーナ訪問で行うこと


ムスリムのマディーナ訪問の目的は、アッラーの使徒rのモスク訪問と、そこにおけるサラーであるべきです。そしてマディーナに着いたら、以下のことを行います:

1

預言者モスクの「ラウダ(庭園)」でサラーすること:ラウダとは、預言者モスク前部、旧預言者宅と説教台の間にある、特定の場所のことです。ラウダでのサラーには、非常に大きな徳があります。預言者r は、こう仰いました。「我が家とわが説教台の間には、楽園の庭園の1つがある。」(アル=ブハーリー1137、ムスリム1390)

2

アッラーの使徒rへの挨拶:つまり預言者のお墓に行き、お墓の前で彼に向かい、キブラを後ろにする形で立ち、声を低めながら礼儀正しくこう言います。「アッサラーム・アライカ・ヤー・ラスーッラッラー、ワ・ラフマトッラーヒ・ワ・バラカートフ(アッラーの使徒rよ、あなたの上に平安と、アッラーのご慈悲と祝福がありますように。)。アシュハド・アンナカ・カド・バッラグタッリサーラ、ワ・アッダイタルアマーナ、ワ・ナサフタルウンマ、ワ・ジャーハッタ・フィッラーヒ・ハッカ・ジハーディヒ(私はあなたが確かにアッラーからのメッセージを伝え、信託を果たし、共同体に忠告をし、アッラーゆえに真の奮闘をしたことを証言します)。ファ・ジャザーカッラーフ・アン・ウンマティカ・アフダラ・マー・ジャザー・ナビイヤン・アン・ウンマティヒ(ゆえにアッラーがあなたに対し、その共同体ゆえに預言者に報われる最善のご褒美を授けて下さいますよう)。」またアッラーの使徒rは、こう仰いました。「私に挨拶する者があれば、アッラーは私に魂を戻して下さり、そして私はその者に挨拶を返すのである。」(アブー・ダーウード2041)

それからアッラーの使徒のハリーファ(後継者)であり、彼以後の最善の友教 でもあるアブー・バクルに挨拶するため、右側へと移動します。

それからアッラーの使徒の2番目のハリーファ(後継者)であり、アブー・バク ルに次いで最善の教友であるウマルに挨拶するため、更に右側へと移動します。

なお、アッラーの使徒は最も優れ た人間ではあったとはいえ、彼に誰か を益したり害したりする力は備わって いません。ゆえに彼に祈ったり、救い を求めたりすることは許されないので す。祈願も全ての崇拝も、いかなる共 同者もないアッラーだけに対して行わ なければなりません。

3

クバー・モスクの訪問:クバー・モスクは、預言者rが預言者モスクを建てる前に建設した、イスラーム史上最初のモスクです。マディーナにいる人は、クバー・モスクを訪問することが奨推されます。アッラーの使徒rはクバー・モスクを訪問したものであり、また、こうも仰いました。「家で体を清め、それからクバー・モスクに来てそこでサラーする者には、あたかもウムラのご褒美があるかのようである。」(イブン・マージャ1412)